卵子凍結
社会的適応(計画的)の卵子凍結
将来お子さんを持ちたいという希望があるものの、現在は妊娠、出産が可能な状況にない方が対象となります。排卵誘発剤を用いた卵巣刺激を行い、採卵により卵子を回収し、未受精の状態で凍結して保存します。
卵子凍結のメリット
妊娠・出産できる能力は主に卵子の老化により加齢とともに低下していくため、若い時期の卵子を保存しておくことは、妊孕性温存の手段として有効です。凍結した卵子は劣化することなく、何年間も保存することが可能です。
卵子凍結のデメリット
以下の内容をよくご理解いただく必要があります。
- 排卵誘発剤の使用や採卵などの侵襲を伴うこと
- 妊娠・出産に伴うリスクは高齢になるにつれ増加してしまうこと
- 卵子凍結は将来的な妊娠、出産を保証できるものではないこと
当院での社会的適応の卵子凍結の対象となる方
以下の内容をよくご理解いただく必要があります。
- 20歳から39歳の女性
- 採卵を行うにあたってリスクとなるような病気や既往歴をお持ちでない方
- 下記の学会HP上の説明および当院の説明書を十分にご理解いただいたうえで施術を希望される方
当院での社会的適応の卵子凍結の流れ
費用について
医学的適応の卵子凍結・胚凍結
がんなど(以下原疾患)の治療における手術、抗がん剤投与や放射線治療などは卵巣にダメージを与え、妊孕性を低下させてしまう場合があります。がんなどを克服した後にも、妊娠、出産が望めるように、治療前に受精卵(胚)や未受精卵子を凍結保存しておくことが妊孕性温存のための有効な選択肢となり得ます。当院ではこういった医学的適応の卵子凍結や胚凍結にも対応しておりますが、原疾患の主治医の先生と密な連携が可能である場合に限り、お受けしています。
凍結卵子の更新手続き・廃棄手続きについて
凍結卵子は、毎年、保存期間満了日までに更新もしくは廃棄いずれかの手続きが必要です。
※当院から保存期限の連絡はいたしません。保存期間はご自身で管理してください。 ※保存期限の1~2ヶ月前を目安に手続きをお願いします。
電話にて手続きの予約をお取りください
03-5335-6401